スポンサーサイト

--.--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

コスパ

2010.05.27.Thu
在宅で一人で仕事をしていると、自分の仕事の仕方に不安を覚えることは本当に多くて、しょっちゅう悩んでしまいます。訳の処理そのものもそうなんですが、その周辺の処理も。たとえば、訳者からのコメントをつけた方がいいのか、つけなくていいのか、というようなグレーゾーンで判断がつかなくて、「う~ん…」と延々と悩んでいることも珍しくありません。そういう部分でいかに適切に判断をつけ、会社側の負担をいかに減らすかというのも、翻訳者の器量の一部でしょうという気もしますし。なんせサービス業。いや、サービス業に限らずだけど、「あ~、助かったわぁ、どうもありがとう~~」と思ってもらえて、なんぼでしょう。とにかく暗中模索の日々で日頃から不安に思っていることは多いので、仕事に役立ちそうなセミナーや講座を見つけると、ついつい足を運んでしまいます。いつまでもそんなことばっかりしてるってのも、情けないとは思うのですけどね。

そんなわけで、今も講座に通っています。今の講座のふたが開いて驚いたのは、どっかで名前を聞いたことのあるような、すごいベテランの方達が生徒として来ておられるのです。何年も仕事で経験を積んでおられるのに、それでも「一度、こういうことをきちんと確認しておこうと思って」とか、「実はこれこれこういう方面が苦手なので、いい機会なので強化しておこうと思って」とおっしゃったのには、のけぞりました。わたしなんかに比べれば雲泥の差があるのに、それでも自信満々で仕事をしてらっしゃるわけじゃないんだ…。こういう人達にして、これだけ努力を積み重ねていらっしゃるのかと思うとクラクラと気が遠くなります。わたしなんか、日頃の仕事で精一杯で、講座の課題も満足にできないぐらいなのに、こういう人達がこれだけ努力してるんじゃ、いつまでたっても追いつくどころの話じゃないわ(涙)

そんな人達と同席できるのは、まぎれもなくラッキーなことだと思います。講師の先生以外にも、先生が何人もいらっしゃるようなものですし、仕事の時の対処法などについてその人達の話を聞けるだけで、すごい勉強になります。

その一方では、ひどく落ち込むのも事実。訳についてディスカッションしているのを聞いていると、こちらの思いもよらなかったような日本語の問題が話題になったりして、その時になってようやく、初めて、そのことが問題であることに気がついたり。それとか、自分で原文を読んだときには、全然気がつかなかった英語の文法的な面から「解」を導き出しておられて、その説明を聞くまでは、その文法面のヒントに全然気がついていなかったり。ほんと情けなくて、ドヨヨ~ンと落ち込みます。これまで自分がしてきた仕事のなかには、わたしでは気づくことができなかったことや、原文の英語から拾いきれなかった情報、取りこぼしてしまった情報が、きっとたくさんあるんだろうなぁと思うと…。

でも、しかたがないじゃないかと思います。だからこそ、講座に行ってるんだし。講座に行って得られるものが何もなかったというんじゃなく、そういうショックをたくさん貰って帰ってきてるんなら、すごくいい買い物をしたことになるじゃないか、と。リンク先「新・翻訳者つれづれ日記」のKYOKOさんも、しばらく前に同じようなことで「私はコスパがいい」と書いておられたけど、こちらもそういうコスパの良さなら負けていません(笑)。メンタル面の弱いわたしが、こういう現実を見せつけられて、健康な精神状態でこの講座を乗り切れるんだろうかと不安になっているところですが、仕事を続けたければ、がんばるしかないんですよね。しんどいよー、と思うけど(今、仕事が途切れちゃってるのもあって凹み中)。わたしにできないことが、この人達にできるのは、これまでこの人達が、一つ一つの英文に誠実に向き合ってきた成果なんだ。そう自分に言い聞かせています。



にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
 | HOME | Next »
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。