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失敗

2010.11.26.Fri
 一度納品した訳稿に、けっこうたくさんのミスを見つけてしまって非常に落ち込んでいる。今回は偶々、クライアントさんに納品する前に修正できたので、まだ助かった…と言えるのかどうか。

 気づいたのは、こういうわけです。先日、チェックが終わった訳稿をいつもの通り、翻訳会社に納品した。次の仕事が既に来ていて、今度はそちらに取り掛かった。納品済みの仕事も新しい仕事も、同じ大きな文書の一部で、内容的に重なる部分が多かった。なので、新しい仕事では、納品済みの訳稿から引用できるところは引用していた。ふと、新しい原稿の原文と、引用してきた訳文の違いに気がついた。アレッ?と思って、納品済みの訳稿と元の原文を見比べると、訳文に間違いが見つかった。納品したのは午前、間違いに気づいたのは午後だったので、まだ間に合うと思って慌てて翻訳会社に電話で連絡した。するとやはり、まだしばらくは大丈夫ですよ、といってくれる。でも、しばらくは、って? と思っていると、コーディネーターさんが説明してくれた。既に納品した仕事は、新しく始めた仕事も、さらに他の翻訳者さんが担当している別の部分も全部合わせてクライアントに納品する。だから、新しく始めた仕事を納品するまでは大丈夫。かえって、何か気づいたことがあったら、どんどん報告してくれたら助かると言ってくれた。なんて優しい…。

 ここまでなら、なんとかセーフかな、と思う。ところが、次の日も同じように納品済み分の間違いを見つけ、また報告する羽目になった。非常に恐縮しながら修正ファイルを送った。なんだかマズイと思ったので、新しい方の仕事を一旦停止し、納品済みの訳稿を非常に慎重に再チェックしてみると…。えーと、何とかは1匹見つかると30匹は隠れているというけど、それと同じようなことになった。30匹とはいかないかもしれないけど、かなりのうっかりミスが見つかった。実は、納品済みの仕事は、時間の制限からいつもよりチェック回数が少なかった。普段は3回以上見直すところ、どうしても時間がなくて2回しか見直せなかった。それもあるかもしれない。それにしてもヒドかったので、とても落ち込んだ。とにかく修正したファイルを再々度、コーディネーターさんに送った。「そういうことはあるんだから仕方ないですよ。前にも言った通りそんなに恐縮しなくても大丈夫」とは言ってくれたけど、これを落ち込まずに何を落ち込むのか。まだクライアントさんへの納品前だったのは偶々だ。

 普段、会社の人が、どこの馬の骨ともしれないわたしに仕事を依頼してくれて、お金を払ってくれているのは、訳文を買ってくれているというのもあるけど、むしろ、わたしへの信頼に対してお金を払ってくれているのだと思う。自分で何かを買うときだってそうだもの。商品の説明をしてくれた店員さんにとても好感がもてて、信頼できたから買ったりしている。お医者さんだって、現時点でその人にできる最善の処置をしてくれていると信頼できなければ通えない。技術や品質そのものも大事だけど、むしろそういう信頼感の方が、わたしの場合は買う基準になっている。あなたから買いたい、と思えなければ買えない。それなのに、たくさん間違いがあるままの訳文を納品してしまって、本当に申し訳なくて身が縮む。どこかで気が緩んでたんだろうけど、自分ではいつもの通り仕事をしているつもりだった。でも、きっとそうじゃなかったのだ。なんでこんなことになったのか、自分でもわからない…。

 と、嘆いていても仕方がない。時間は前にしか進まない。せめて良い面を見つけて、わたしも前に進まないと。偶々ではあっても、やっぱりクライアントさんに決定的な迷惑をかける前にミスに気づけてよかった。コーディネーターさんが決して騒がず、こちらの報告をポジティブに捉えてくれてよかった。気の緩みを思い知らされてよかった。今の仕事こそは絶対にミスがないように、ピカピカに磨き上げて納品するんだ…。あぁ、それにしても落ち込む(涙)。


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