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バックグラウンド

2011.02.28.Mon
 去年の3月はわりとのんびり過ごしていましたが(ということを過去記事から確認)、今年は忙しい。一つが終わらないうちから次の仕事が入る。当面忙しいから、他の会社の仕事は入れてくれるなとのお達しもいただいている。いや、別にわたしの実力が見込まれてとか、そういうことではないのです。「他の人も、もうみんな一杯」らしくて、翻訳会社はテンヤワンヤらしい。猫の手翻訳者の本領をフルに発揮しているところです。この時期はしかたないですね。

 会社とのやり取りは、普段はほとんどメールです。コーディネーターさんからのメールは超簡潔で、見積り枚数、納期、注意事項が、これ以上ないってぐらい端的に書かれている。それ以上の細かい話が必要なときは電話になりますが、メールのやり取りだけしている限り、会社の人が何をどう思って仕事を割り振ってくれているんだか、さっぱりわかりません。まぁ、ビジネスのやり取りなので、そういうものなんですけど。これが電話になると、けっこうよくしゃべる人なので、背景事情なんかをいろいろ話してくれたりする。「他の人も一杯」のような事情が伺えたのも、そういう電話のときでした。

 そうして電話でお話していて、へぇぇ、と思ったことが一つありました。わたしには非臨床の仕事がわりとよく振られてくるということは、以前にこのブログのどこかで書いたと思います。念のために説明すると、非臨床というのは細胞や動物さんを使った実験なんかのことで、大ざっぱに分けると、ヒト以外のことです。こちらの分野について、特に「得意です」みたいに熱くアピールした覚えはない(当然です。そうじゃないんだから)。なのに、けっこうな頻度で仕事が振られてくる。なんでだろうと思っていたのですが、最近知ったことなのですけど、わたしみたいな文系出身で理系のバックグラウンドのない人は、非臨床に苦手意識があることが多いようで、この翻訳会社でも例外ではないらしく、非臨床の仕事を回せる人が少ないらしいのです。

 でも、わたしだって、非臨床に得意意識なんてないんですけど。毎回ヒーヒー言いながら何とかかんとか納期に間に合わせているだけなんですけど(涙)。どの程度ちゃんと訳せてるのかなんて、全然わからない。でも、わりと頻繁にお仕事をいただいてるのは、100%できてるってことはありえないにしても、あまりご迷惑をかけない程度には、何とかなっている、ということなのかな~と思っています。希望的観測ですけど。でも、翻訳の出来についてどうこう言うなら、それは非臨床に限ったことではなく、わたしにしてみれば、臨床の案件だってまったく同じで、「非」が付こうが付くまいが全然変わりはないのです。非臨床のバックグラウンドもないけど、臨床の方だって当然ないんだし。翻訳でやることは、どっちも同じです。話の内容を把握し、用語を確認し、よく分からないときは分かるまで調べ、どうしても調べがつかないときは、ごめんなさい仮訳ですと明記しておく。それだけですから。

 そこまで考えて、ふと思ったんですけど、バックグラウンドがないっていうのは、ひょっとしたらけっこう強みになるのかもしれませんね。単に怖いもの知らずってことになるんだと思うけど。なまじバックグラウンドがあると、ない方面にはどうしても苦手意識が出てくるものだけど、どっちに転んでもそんなものがなければ、どういう方面だろうと一緒ですから。いや、わたしにしても、バックグラウンドがないことで、これまでさんざん愚痴をこぼしてるのに、今さらそのデカい態度はなんやねん、と突っ込まれると、申し開きのしようがない。バックグラウンドがあった方が、すばやく良い仕事ができるに決まってる。あぁ、そうできたらなーと、年中ため息をついている。でも、きれいさっぱり何もなければないで、巡り合わせ次第でどーにかなることもあるんじゃなかろうか。そんな気がちょっとしたのでした。

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