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優柔不断

2011.03.31.Thu
 震災の支援に関しては、わたしにできることとしては義援金を送ることぐらいなのだろうなぁと思っているのだけど、でも本当にそれだけなのだろうかと悩んでしまうことが今なお多い。

 翻訳者にとって、一番に考えるボランティアはやはり翻訳になる。メーリングリストなんかで、翻訳・通訳のボランティアを募集しているという情報も回ってきた(英語については早々に締め切られたらしい)。それ以外にも、自主的にいろんな情報を訳している人がいると聞いた。たとえば、被災地で医療活動をしてきた看護師さんが被災地の状況を記録したブログを立ち上げておられるのだけど、それにコメントを寄せた人が、誰に頼まれたわけでもなくブログの内容を自主的に英訳しているという。確かに、英語に訳せば、生の状況を少しでも世界の人に伝えられる。そんな人がいるのか、と驚いた。他にも、アメリカ在住の看護師さんが、支援を要請するサイトはたくさん立ち上がっているのに、どれも日本語でアメリカの人には読めないことから、サイトを英訳する活動を始められたというのを日経メディカルオンラインの記事で読んだ。そういうのを見聞きするにつれ、落ち込んでしまった。本当にわたしにできることはないのかな、単に実行力がないだけなんじゃないの、と(それは大いにある)。

 でも、同じように悩んでいる人も多いような気がする。実際、そういう声を聞く(そう聞くと、ちょっとだけホッとする)。海外の人からは、放射能に関する情報を知りたいという声も伝わってくる。海外からのメッセージや情報を和訳できれば、という人もいる。そういうのを聞いていると、やはり悶々としてしまう。自分が非力なのは十二分に承知しているけど、それでも何もしていないのが後ろめたくて。本業の仕事があるのは確かだけど、現時点で何らかのお手伝いをしている人にしたって、それは同じだろう。

 じゃあやれよ。と自分でも思う。でも、そこでさっさと行動に移せないのが、わたしの優柔不断たる所以だ(なにを開き直っているんだ)。やはり、わたしにとって何よりも大事なのは本業をまっとうすること、そのためにできるかぎりのことをすることだというのは、どうしても動かせない。無理をして、仕事の質に影響するような体調不良を招くわけにはいかない。体調が仕事の質にどれだけ影響するかというのは、これまでの微々たる経験からだけでも身にしみている。悲しいことに、わたしは睡眠不足に弱くて、睡眠時間が足りなくなると目に見えて頭の回転が遅くなる。一日の睡眠時間が2~3時間で済む人になれたら、と何度思ったかわからない。現時点で抱えている仕事がちょっと長丁場というのもあって、今のわたしはかなり慎重になっている。また、たった1ワードの解釈につまづいて半日を費やす、というようなトラップがいくらでも転がっているのが翻訳の仕事だ。そういう予備の時間も見込んでおかないわけにはいかない。自己ノルマを達成するのにゼイゼイいってる日には、家のことだって、ほぼホッタラカシだ。そんな自分に何ができる…とは思うものの、やっぱり、自分だけ安全圏で仕事かよ、というような、いくばくかの罪悪感がつきまとっている。計画停電や放射能汚染の懸念で通常の生活にもしわ寄せが来て、相当大変な毎日を送っておられる人だって多いのだし。

 そうやって悶々と考え込んでいて(そうして無駄に時間を消費して)(←あぁ、もったいない)(←ホンマは暇なんかい、という説も…)、フト気がついた。たぶん、どっちを選んでも後悔しないということはない。たとえ何らかの「できそうなこと」を見つけ、睡眠時間を削って取り組んでも、わずかでも本業にしわ寄せがきたら後悔するだろうし、あくまでも無理せず本業に勤しんでも、今と同じように悶々としつづけて、やっぱり後悔しそうな気がする。後悔のない人生はないと思うけど、人生のどんな場面でも同じなんだろう。一事が万事。そんな自分を丸ごと抱え込んで、このまま行くしかないんだろうなーと思う。やれやれ、です。

 怒濤のように愚痴を書き込んで申し訳ありません。自分のブログだとはいえ。

 今後の支援は長期戦。まだ考える時間は、不幸なことにたくさんある。その間、普通に一生懸命に仕事して普通に消費活動に加わり、税金や消費税をきちんと納めるだけでも、それなりの貢献にはなるはず。そうは思うんですけどね。

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