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刺繍

2011.05.23.Mon
 ゴールデンウィークに本棚の整理をしたときに(いつの話だ)見かけて思い出した中世英国ミステリー、修道士カドフェルのシリーズ。なんとなく再読を始めてみると止まらなくなってしまって、仕事の合間やお風呂の湯船では細菌、ではなく最近こればっかり読んでます(全21巻)。やっぱり好きだなー、このシリーズ。そのせいで、前回チラッとご紹介した本が、まだ全然読めてません(汗)。

 そんなわけで仕事とカドフェルに明け暮れているのですが、先日の土曜日は、大阪某所で開かれた非臨床半日講座に、わたしもコッソリと参加していました。

 事前課題は、わたしの場合、仕事を始めたばかりの頃にたまたま請け負って、必死で調べて取り組んだ内容とかぶってるうえ、今でもわりとよく受注するタイプのものだったので、比較的なじみのある内容でした。でも、これまで全部、見よう見まねで自己流にやってきたので、ベテランの方の手法を垣間見ることができて、得るものは多かったです。見たことがなかった表現なんかもポロポロ出てきたし。

 講師の先生の話を聞いていると、先生も案外いろいろと、ああなんだろうか、こうなんだろうかと迷いながら訳してらっしゃるんだなーというのが伝わってきて、親近感を覚えました。こんなベテランの方でも迷うんなら、わたしみたいなのが迷うのは当たり前だわね。それに、その迷い方がまた、すごく参考になりましたし。

 あと、講義とは別に個人的にものすごくビックリしたことがあったのですけど、それはともかく。

 アンケートを書いて提出したのが最後に近くなったので、他に参加した人と一緒に少しだけ先生とお話しすることができてラッキーでした。

 そのときに、何の話をしていたときだったか忘れたけど、先生から、「この仕事って、ししゅうみたいなものだから」というセリフが飛び出しました。唐突に「ししゅう」と聞こえたので、一瞬、何のことかなと混乱したのですが、その2秒後ぐらいに「刺繍」のことと判明。「だってほら、ほんとにチクチクと一つ一つやるしかないでしょう」と言われたので、思わず、「あ~っ、そうですよね!ほんと、家内制手工業みたいなものですよね」と反応すると、「そうそう、そうなのよ」と盛り上がってしまいました。この家内制手工業という言葉、実は日頃から、仕事中にときどき頭に浮かんでくるわたしにとってのキーワード(?)なのです。それが先生の場合は「刺繍」ということのようですね。意味するところは同じだと思います。一つ一つチマチマと積み重ねるしかなくて、絶対に大量生産できない仕事。(ときどき大量生産しているらしき方がいるけど、どうやってるんだろー。)

 それにしても、刺繍というのはきれいなイメージですね(「家内制手工業」なんか、もろに労働のイメージだし)。美しい糸で繊細に一針一針布を掬い、最終的に精緻で彩り豊かな模様を浮かび上がらせる。そんな風な仕事を目指したいものだと思いました。

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