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自分の言葉で

2013.09.01.Sun
 しばらく前のことです。朝に流していたラジオの音楽番組に(うちでは平日の朝、NHKのFMを聴いています)、小菅優さんというピアニストの方が出演していました。

 そのときは、「そういえば名前はなんとなく聞いたことがあるような……」という程度にしか知らなかったのですが、語り口が率直で好感がもてて、印象に残ったんですね。それで後になって、少しネット検索してみたんです。

 そしたらインタビュー記事があったのですが、次のようなことを語っておられて、それにもググッと引きつけられました。
 

(インタビュアー) 好きなことを続けていくうえで小菅さんが大切にしていることって何ですか?

(小菅さん) そうですね・・・。一つは壁にぶつかった時に相談できる友達を持つこと。それから音楽家としては、たくさんの演奏を聴くことも重要だし。そして、何より、いつも自分に正直でいることはとても大切だと思います。

例えば、先日、マリア・ジョアン・ピリスのコンサートに行ったんですね。彼女はもう60歳半ばぐらいになるんですが、その年代の円熟した女性の心を映したかのような素晴らしい演奏で、すごく感動したんです。でも、その時に気付いたのは、私が彼女のような演奏ができるかっていったらできないわけです。だからこそ、今の私じゃなければできない演奏をしようと改めて思いました。

たくさんの演奏家がいる中で売れるのは大変なことですが、売れる為に自分のスタイルを変えようとは思わないということです。常に今の自分に正直な演奏を心掛けていくことが大切だなって思っています。


           (「留学のアースタイムズ」のアースインタビューより)

 ああ、自分の仕事も、こうありたいなぁ、と思わずにいられませんでした。そんなきれいなことばかり言っていられないことも、わかってはいるんですけど。

 仕事ばかりでなく、人生そのものに通じることでもありますよね。

 それはともかく、自分だからできる翻訳、自分が最善と思う翻訳は、どんな翻訳なんだろうか。

 これ、わからなくなることがあるんです。実務の現場ではいろんな条件をクリアしないといけない。そのなかで仕事をしていると、ブレない自分なりの基準を失わないでいるのは難しいです。

 やはり、たくさん読んで、勉強して、その積み重ねのなかから一つひとつ、自分にできる最善の翻訳はこれだ、というものを正直に作っていくしかないんだろうなと思いました。

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