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「小さな命が呼ぶとき」

2010.08.11.Wed
「小さな命が呼ぶとき」という映画を見てきました。

オレゴン州ポートランドに住むエリート・ビジネスマン、ジョン・クラウリー(ブレンダン・フレイザー)には、自らの命に代えてでも守りたいものがあった。愛妻アイリーン(ケリー・ラッセル)との間にもうけた8歳の娘メーガンと6歳の息子パトリックが“ポンペ病”という難病に冒されてしまったのだ。平均寿命9年とされるこの病気に治療薬はない。残された時間は、あと1年-。苦悩の日々の中で精神的に追いつめられていったジョンは、ポンペ病の権威であるロバート・ストーンヒル博士(ハリソン・フォード)の研究に唯一の希望を見出し、ビジネス界でのキャリアを捨てることを決意。そして二人はバイオ・テクノロジーのベンチャー企業を起し、子供たちの小さな尊い命を救いうるただ一つの道、すなわち自力で治療薬を開発するという夢の実現に向かって突き進んでいく・・・。



実話だそうです。主人公のジョンは、ブリストル・マイヤーズの重役を目前にした超エリートだったとか。

「ポンペ病」という病気のことはまるで知らなかったのですが、筋ジストロフィーの一種で、全身の筋肉が徐々に衰えてしまう難病だそうです。手足、内臓の筋肉すべてが衰えていくので、立つこともままならなくなるばかりか、例えば、「鼻が詰まる」といったごく小さな事が致死的な呼吸器不全を招き、ICUでの集中治療が必要となったりします。患者さんは小さい子供ばかりなので(遺伝性疾患のようです)、小さい体に大人の大きな手で胸骨圧迫するシーンは本当に痛々しい。

この病気では、生まれつき体の細胞に糖を分解するための酵素が欠落しているため、細胞に取り込ませるための酵素を作るというのが話の大筋です。基本がヒューマンドラマなので、細かいことはあまり出てきませんが、それでも、治療薬の開発過程や製造工程でどういうことが問題になるのか、投資会社側、ひいてはFDAがどんな事を突っついてくるかということの一端が伺えます。「ベンチャーで起業するって、こういう感じなのかー」というアホな感心もしてしまいました。

ネタばれですが、最終的に主人公は自分の子供達に酵素を投与することが可能となり(それにも相当なスッタモンダがあった)、しかも薬は劇的な効果を示します。ほんとに良かったー。酵素の投与を始めてから数時間後、子供達がケラケラ笑い出したので何かと思ったら、これは糖が分解され始めたことを示す生理的現象のようで「シュガーハイ」というそうです。生理的現象ではありますが、「効果」と「笑い」というのが印象的でした。

この映画、上映しているところが少なくて、関西では3館しかないんです。しかも神戸では15:00台とレイトショーのみ。見る機会が限られてしまうのですが、よかったら観てみて下さい。おすすめです。

新潮文庫から同じタイトルで原作の文庫本も出ているようです。読んでみようかな。



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