スポンサーサイト

--.--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Nobel Lectures

2010.10.07.Thu
パラジウム触媒クロスカップリングと聞いても、素人にはさっぱりわからないのだけど、やっぱり日本人の研究者が受賞するととても嬉しい。昨日の夕方、「そろそろ買い物に出ようかな、おっとそういえば化学賞は発表されたんだっけ?」と思ってNobelprize.orgにアクセスすると、あと10分のカウントダウンが始まっていて、思わずその場で座り込んだまま発表を待ち構えてしまいました。そうしたら、日本人の名前が出たので一人で「きゃああああ」と喜んでいた、というわけです。アメリカのHeck先生の業績は、本当は溝呂木-Heckカップリングというそうで、溝呂木先生はすでに他界なさったとかで本当に残念。やっぱり、賞は亡くならないうちに差し上げてほしいなと思います。

日本人が受賞すると、テレビや新聞で素人向けに受賞内容をかみ砕いて説明してくれるのが、とても楽しみだったりします(引っぱり出される先生方は大変だろうけど)。過去に本を書いた人であれば、その本が改めて表に浮上したりもするし。もちろん完全に理解なんかできないけど、いつのまにやらそういうことが起こっていたのかと思うとワクワクするし、せめてその匂いぐらいはかぎたいじゃないですか。昨夜の某ステーションでは、ふるたちさんが描いたベンゼン環がメチャクチャだったとかで(観てないけど)失笑を買っているようだけど、笑わないであげてほしい。素人なんてそんなもんです。わたしだって、ベンゼン環、描けません(きっぱり)。

わりと素人向けの説明といえば、そういえば受賞者本人による記念講演というのがあったよねぇと、ノーベル賞のサイトにアクセスしてみると、やっぱり過去の講演が公表されている。http://nobelprize.org/nobel_prizes/ の左欄に並んだ各分野をクリックすると、Video Nobel Lectures というのがあります。講演のビデオも見られるし、原稿のPDFも、使用されたスライドのファイルも揃っていて至れりつくせり。2008年に物理学賞を受賞して、「わたしは英語は話せません」と言い切った益川先生も、その言葉通り日本語で講演しているけど、その内容がきれいに英語に訳されたPDFも、ちゃんとあります。最後までは理解するのは、まぁ無理でしょうが、いろいろと興味のあるものを読んでみるとおもしろそう。英語だから、ちょっと面倒くさいけど。

一世一代の晴れ舞台だから、どの先生もみんなとても緊張されてて、残念ながら英語が詰まり気味で聞き取りにくい人が多い。でも一生懸命。2008年にクラゲの緑色蛍光タンパクで受賞なさった下村先生の講演は、1945年に被爆した長崎のスライドから始まってて、ちょっと衝撃的です(そういえば当時話題になりました)。そういう場所での講演としては、勇気あるなぁと思います。でも自分の原点として、絶対に外せなかったんでしょうね。ここぞというときに、主張したいことをきちんと主張できるのって本当にすごいことだと思います。

鈴木先生は若手に対して、「画期的な発見をするには、起きている現象や自然を直視する謙虚な心と小さな光も見逃さない注意力と旺盛な研究意欲が必要だ。神が与える幸運もあるが、手を抜いては決して幸運はやってこない」と指導してこられたそうで、その言葉に感動しました。根岸先生ともども、今後もご活躍いただきたいですね。Lectureは12月。楽しみです。




にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
コメント

管理者のみに表示
« 受注記録 | HOME | 2倍 »
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。