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医薬品添加物の本

2011.09.12.Mon
 このブログにこれまで書いているように、わたしは翻訳セミナーだの講座だのがけっこう好きで(依存症か)、何か適当なものを見つけてはフラフラと通っているのですが、そういうところの講義でも、医薬品添加物というのはほとんど触れられたことがありません。だから、添加物なんて別に重要というわけでも何でもないのかもしれないなとは思うのですが、たまに翻訳原稿に出てくると、これがほんの数ワードでも、訳語を調べるのにけっこう時間を食ったり、あらかた見当がついても、ほんとにそれでいいのかと迷うことが多いのです。知っている人にとっては、どうってことないけど、知らないとさっぱりわからなくて大変という典型ですね。それもこれも、わたしが化学方面に暗いせいなのでしょうが。しばらく前にも、この添加物の和訳を探し求めて冷や汗をかきながらネット上三千里の旅に出ていたのですが、その時にたまたま医薬品添加物の本に行き当たり、そういえば、この方面の本をぜんぜん持っていなかったじゃないかということに気がつきました。薬中心の仕事でありながら、守備が手薄だったわと反省。この際、揃えておくかというわけで添加物の本をドサドサと買い込みました=散財する羽目になってしまいました(涙)。

 医薬品添加物というのも、調べてみるとけっこう奥が深いのですね。有効成分と同じように規格があって、古くからある一部の物については薬局方にも入っているのですが、薬局方に入っていない添加物については「医薬品添加物規格」(現時点の最新版は2003年版)というのが別にある、らしい。添加物として使える成分については「医薬品添加物事典」という本にまとめられていて(最新版は2007年版)、この本に入っていない添加物を使おうと思えば、新薬並みの承認申請が必要、らしい。本はどちらも薬事日報さんから出ています。やはり薬というのは規制でがんじがらめに固められているのですね。詳しくは、こちらにまとめられています(http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-400208.php)。

 この2冊をあわせると3万円しますので、両方買おうかどうかと悩んだのですが、「う~ん添加物が全部載ってる『事典』は欲しいし、『規格』もやっぱりあった方がいいだろうし~~」、と熱が出るほど悩んだあげくに(←ちょっと大げさ)結局両方買ってしまいました。さらに、この2冊は日本の規格に関する本なのですが、薬事日報さんのオンラインショップで調べているときに、米国と英国が共同で出版した本の和訳である「医薬品添加物ハンドブック」なる本があると知り、それも欲しくなって、やけくそで買ってしまいました。わたしの仕事は外国の文書の和訳ばっかりですので、やっぱり必要かと。この本が消費税入れて3万円近くしたので、合計6万ほどになってしまいましたけど、この業界では、恐ろしいことにまぁまぁありうる金額です。医学薬学の本、高いですから(涙)。ここ2、3ヵ月ほど本に出費してなかったけど、ドドーンと来たな。

 お金のことはさておき、肝心の中身はどうかといいますと、結論から言うと「事典」と「規格」の両方は必要なかったかも、「事典」だけでも十分かも…という悲しい結果に。あくまでも、CMC(Chemistry, Manufacturing and Control)案件は請けたことがない、たとえ依頼があっても、恐ろしいから断るという、わたしの業務範囲ではですが。

 「規格」の方は、規格と言うだけあって薬局方の「医薬品各条」とそっくり同じ構成で、それぞれの成分について性状や、確認試験や純度試験などの試験法、あと貯法、投与経路が書かれています。「事典」の方は、各成分の「概要」が規格の方の「性状」とまったく同じ。試験法などは書かれていないので、その分、各成分についての記載がコンパクトです。代わりに、参考文献がある場合は、そちらにも言及してくれているので、なかなか親切だなぁと感心しました。投与経路に加えて最大投与量も書かれています。あと用途も。これを見て気がついたのですが、薬局方にはまったく「用途」が書かれていないんですね。ちょっと衝撃でした。薬局方を見る人は用途なんか知っている、という前提なのかなぁと(知らんぞ、わたしは)。それはともかく、わたしの場合は試験法のあたりが必要になることはあまりないので、実用面では「事典」があれば十分だったかも、と思います。ま、しかたないか。

 当たりだったかもしれないのは、訳本の「医薬品添加物ハンドブック」でした。上記の「規格」や「事典」に比べると、医薬品製剤への応用についてや、製法、安全性など、とても詳しくて読んでて面白いです。薬を買うと付いてくる添付文書もそうだけど、欧米のこういう文書は日本のものより、かなーり記載が詳しく、丁寧なことが多いような気がします。

 ところで、本を買ったときのこぼれ話を。

 「医薬品添加物ハンドブック」ですが、アマゾンで検索してみると、なぜか新品が売られていなくて、マーケットプレイスで5万円以上の高値がついています。ひえええ、品切れ??と思って薬事日報さんのオンラインショップをみてみると、まだちゃんと在庫はあるみたいなのですが。この辺りの流通は、よくわかんないですね。

 わたしはアマゾンの他にジュンク堂のネットストアも時々利用するのですけど、そちらを見てみると、ネットストアの在庫は無かったのですが、在庫が残っている店舗がいくつかあり、そのなかで池袋本店に電話で問い合わせてみると、ちゃんとブツが確認できたので、今回はそちらから送ってもらいました。さすが実店舗だけあって、電話したのは土曜日にもかかわらず、すぐに発送してもらえて、翌日の日曜日には受け取れたので満足でした(出版社への注文だと、土日は対応してもらえませんのでね)。わたしは書店の中ではジュンク堂が一番好きなので、ちょっと宣伝してしまいました。
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コメント
年収
すごい!
去年より年収UPなのね。
最近は翻訳の勉強おこたってます・・・。
会社で精一杯ですわ。
Re: 年収
ええ、ありがたいことです。
(っていうか、なぜこの記事にそのコメントを…(^_^;)

会社勤めも大変でしょうよ。
がんばってね!

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