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また統計に泣かされる

2012.08.02.Thu
 統計が苦手だ苦手だという泣き言は、このブログや実生活なんかではしょっちゅう口にしているんですが、仕事を下さる翻訳会社には当然、そんなことを言うわけにはいきません。う~んう~んと苦しみながら訳し、澄ました顔をして納品しています。(一応、最善を尽くしてはいる←でも、単なる自己ベスト)。でも、何年間か仕事をしてきて、ふだん仕事としていただく文書には、ほぼ一通り馴染んできましたし、その範囲内で出てくる統計の内容も、ようやく少しは見慣れてきましたので、その範囲でなら、ある程度調べさえすれば、なんとか内容のおおよそは頭にボーッとイメージできるようになってきたのではなかろうかと思います。

 でも、それはあくまでも、一つの文書のなかの、ごく一部として出てくるかぎりは、ということであって、文書丸ごと最初から最後まで統計だったら、とても自分の能力では手に負えるとは思えませんので、きちんと辞退するしかないなぁと思っていました。まあ、万が一、そんな仕事が来たらの話です。まさか来ないだろう、と思っていました。

 ところが来たのです。いつものコーディネーターさんに、電話での打診でサラッと言われました。「え~と、今回の案件、統計なんです。ちょっと難しい内容ですけど、いいですか?」と。「え、とと、統計ですか(汗)?いや、それはちょっと…」と、思わずしどろもどろになって本音が出てしまいました。

 コーディネーターさんによると、一つの大きな文書がいくつかの文書に分かれて順番に来ることになっていて、それを何人かに分ける予定なのだけど、たまたま最初に来たのが統計解析の詳細だったらしいのです。そのとき、わたしは前日に別件の納品を済ませてブラブラしていたので、それでこちらに回ってきたというわけです。

 統計ですか…、と電話口で及び腰になっていたら、「いや、統計は皆さん、苦手なんですよ」とコーディネーターさん。こと統計に関するかぎり、やっぱり内容が難しいので、ドングリの背比べ、というのが正直なところらしいです。だからまぁ、それほど期待されているわけではないらしい。でもだからといって、すぐお引き受けする勇気も出なかったのですが、とりあえず原稿だけ見せていただいたところ、わたしが最悪のパターンとして想像していたような数式が連なった原稿ではなく、用語もなんとか調べがつきそうでした。量そのものも多くはなかったし、それで、ようやく勇気をふり絞ってお引き受けしたのですが。。。

 実際に取り掛かってみたら、やっぱり難しくて難しくて、初日は午後いっぱいかかって350ワードほどしか進みませんでした。用語も、最初にみたときは調べがつくと思ったのですが、実際に読み込んでみると、概念が微妙にわからない(涙)。内容が難しいことは、翻訳会社でもわかっていたので、納期はかなり余裕を見込んでくれていました。それがなかったら、どうなっていたことやら。統計は苦手なので、以前から本はあれこれと買い込んでいるのですが、手持ちのどの本にもあまり詳しく載っていなくて、この仕事でさらに2冊、統計の本が増えてしまいました。やっぱり統計、怖いです(泣)。

*****

 ところで、この統計案件で本や資料を捜していた途中で、「宇宙怪人しまりす」の続編が出ているのを見つけました。今年の6月に出たようです。 「宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ 検定の巻」です(岩波科学ライブラリー194)。つい、これも買ってしまいました。

 「検定って、何をしてるの?」というあたりから、話が始まります。まだ最初の方を読んだだけですが、よさそうです。先生としまりすとのやりとりは、やや冗長なところもありますが、しまりす君が先生の話をそそっかしく誤解したところを(そして読んでいるこちらも、しまりす君と同じように誤解しているところを)、先生がくどいほど徹底的に、その誤解を正してくれます。あとがきによると、この2冊のしまりす君シリーズに書かれたことが、数式なしで説明できるギリギリのところのようです。
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コメント
統計
初めまして。米国在住の翻訳者です。統計ですか・・・私はITが専門分野なので会社から仕事をいただいても何かと口実をつけてパスしてしまいそうです。。。でも、フリーランスでやっていると専門分野以外の文書の翻訳もややないわけにはいかないことも多々あるので、何事も勉強と思い受けてしまうこともあるのが実情です。得意先のお客さんだと長いビジネス関係を壊さないためにも、なかなか断るのも難しいです (かといって、リサーチしても理解できないような難しいものはダメですが)。
Re: 統計
初めまして。コメントをいただいて、ありがとうございます。

この会社には長くお世話になっていて、最大のお得意さんなので、多少のことはがんばらないわけにはいかないんです。それに、医薬の分野では統計は避けて通れないという事情もあります。「何事も勉強」というのは、おっしゃるとおりでして。慣れた内容ばかりだと、自分の幅が拡がりませんし。ただ、自分の能力の限界との兼ね合いに見極めをつけるのが、こちらの責任ですよね。難しいです。

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