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だんだんとしかわからない

2009.08.20.Thu
お盆越えの仕事を納品しました。少し大きめの仕事だったので、見直し作業がとんでもなく苦しかった・・・。

訳文を見直す手順というのは人それぞれなのかなと思います。一通り訳していく過程で何度となく見直しができていて、最終的な見直しには、さほどの手間はかからないという方もいらっしゃると聞きます。うらやましい・・・。わたしは真逆です。一通り訳し、さあ見直しを始めると勘違いや誤訳の山に遭遇して「なんで?(涙)」と自分の粗忽さにウンザリしてしまうのです。見直しに入ってからが本番かも、というぐらい。決してそんなつもりはなく、最初からキチンと訳すことを目指しているのですが・・・。

内容をしっかりと理解できていなければ訳せないはずですし、内容を理解し、前後の文脈を踏まえ、文書の種類に合った言葉を選んで訳文を構成するという手順を踏むことができていれば、その時点でほぼ納品レベルの訳文が自ずからできているはず。一応、そう心がけてはいるのです。それなのに、なんでこんなにあちこちに変な文が紛れ込んでいたり勘違いをしているんだか・・・。わたしは致命的にそそっかしいのではないかと、これまでずっと、見直しの度に、そういうふうに自分を責めていました。ですが、最近、それだけでもないかもしれないなと考えるようになりました。

といっても、別にたいしたことではありません。たとえば、日本語で書かれた本を読むときでもよくあることだと思うのですが、一回目に一通り読んだ時点ではだいたいの内容は理解できても、細かいところでは、その理解に勘違いが紛れ込んでいて、二回目、三回目と読み進めてはじめて、その勘違いに気づくことがありますよね。訳しているときも同じじゃないかということに、最近ようやく気がついたんです(なんてトロくさい)。

翻訳対象の原文を読むときも、人様が書いた内容に初めて接する以上、考えてみれば読み違いもあって当たり前。まして、外国語ですからね。その内容に二回、三回と接していくうちに、「あ、そっか」と理解が深まっているのだと、少し肯定的に捉えることができるようになりました。まぁ、時間との戦いがありますから、そんな悠長なことばかり言っていられないのが現実なのですが でも、その最中でも、あちこちに見つかる勘違いや誤訳を「あー、そうだったんだねー、ゴメンね」と修正するとき、文章との関係が少し深まったような、その分愛情を注げたような気がして嬉しいと思うようになりました。

ただ、見直しはやっぱり「くるしい~」と思います。それに、最初から見直し作業を見越して「ザッ」と訳すというのも、いろいろな面でどうかなと思います。わたしのなかでは依然として「一発で納品レベル」というのが理想としてあって、駆け出しだろうがなんだろうが、そういう気合いで臨みたいと思います。それが全然できていないのが辛くて、苦しくてしかたがなかった見直し作業なのですが、最近になってほんの少しですが、この作業に以前よりも愛着をおぼえるようになったかもと思います




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コメント
No title
最初から「完成訳」を作るのは難しいですね。ぼくも見直しの段階で色々気付いて手直しします。その日に訳す予定の部分をまず通しで読んでから(朝)、個々の文を読んで訳していけば、全体像が見えて良いかもしれません。
Re: No title
コメントをありがとうございます。
完成訳、やっぱり難しいんですね。一日分を下読みしてからというのは、したことがありませんでした(せいぜい章立てごとぐらいで)。また試してみます。
No title
こんにちは。
私はむしろ、最初から完成訳ができると豪語する人の翻訳は疑っちゃいますけど。

読むたびに理解が深まるのは当然で、翻訳として手がかかるかもしれないけど、nobaraさんは丁寧な作業をしていらっしゃる証拠かと思います。
sakuraさん

こんにちは。コメントをありがとうございます。
わたしの場合はガックリくるような誤訳が出てくるので、見直し段階で青くなってしまうんです、ホントv-12 こんな間違いはしない、丁寧なヒトになりたいです・・・。
こんなブログですけど、またご来訪下さいね。

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