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参考資料

2009.09.14.Mon
先週は、仕事をいただいて、それがキャンセルになって、でもまた同じような内容の別の仕事をいただいてとバタバタしていました。あとの仕事は、キャンセルになった仕事の半分の量になってしまいましたが、まぁいいや。そんなこと言わずに、キッチリいい訳ができるように、がんばろう~。

今回の仕事では、初めて「参考資料を請求する」ということをやってみました。

実は、この翻訳会社さんは取引を始めた当初から、「訳に必要な資料で欲しいものがあったら言って下さいよ」ということを言って下さっていました。「遠慮せずにドンドン言って下さい。大概のものは、ありますから」と。

ありがとうございます、と申し上げたものの、当時はちょっと戸惑ったのでした。えーっ、参考資料って、こちらからお願いしていいものなの(機密文書ですから)??と思ったことと(でも、先方がいいと言ってくださってるんだから、こちらが機密を保持する限りはいいのでしょうが)、それに何よりも、何をどうお願いすればよいのか、その頃はぜんぜんわからなかったのです。資料といっても、どんな種類のものがあるのか、どんなものが役に立つのかがわかっていなければ、どうしようもないんですよね。それで、その後ずっと、会社が資料を送ってくださるときは、ありがたく参考にし、資料が無いときはそれなりに訳すという受身に徹してきました。

何度も資料を送っていただくうちに、ようやくどんな資料があるのか、翻訳される文書にはどんなものがあり、それぞれがどう関連しているのか、その一端が少しずつわかってきました。この会社は、扱う割合として治験関連文書が圧倒的に多くて、一つの薬の治験に関しては、実にさまざまな種類の文書が発生するのは、ご存知の方はご存知の通りです。そして、そういう膨大な一連の文書の一つを訳すときは、妙に自分一人で悩んで変な訳をひねり出すよりも、同じ薬の周辺の文書ではどんな訳が使われているのか、あるいは、他の薬に関して発生した同じ種類の文書ではどんな言葉が使われているのかを、参考にさせていただく方がいいのだということもわかってきました。もちろん翻訳の基本は、あくまでも原文をきちんと解釈し、それを手を抜かずにきっちりターゲット言語にするということで、それに力を注ぐのが大前提なのですが、翻訳会社さんやクライアントさんの目に馴染んだ違和感を与えない表現や訳し方を勉強し、それを借用することも大切なことで、そのために参考資料を請求できるのなら、すべきなのだということも少しずつわかってきました。

今回の仕事を最初にいただいたとき、たまたま参考資料がなかったのですが、パラパラと原稿を見ているうちに、「こういう資料があったらなぁ」と思ったのです。それを元にした方が、自分一人で訳を考えようとするよりも、たぶん、ずっといい仕事ができる、と。それで、初めてこちらからお願いしてみました。

もちろん、折り返し送って下さいました。しかも、お願いしたもの以外にも、別の種類の文書も見繕って送っていただいて大感激。

送っていただいた物の内容を細かく見ていくと、訳語や訳し方が少しずつ違っているところがあったので、資料に優先順はありますか?と伺ってみると、「無いです」と即答をいただきました。「これがいいんじゃないかと思うものを、使うのがいいと思いますよ」。要は、いろんなものを参考にしながら、一番いいと思う訳をしてくれたらいい、と。そういう方針をはっきりと言っていただけると、本当に気持ちがいいですね。当方の実力のほどを思うと申し訳なさを覚えますが、そんなことばっかり言わずに、がんばらなくてはと思いました。




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