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明らかに違う

2010.03.05.Fri
過去に訳したことがある文書が改訂され、追加や削除が発生して、再び案件として戻ってきました。文書の改訂自体はしょっちゅうあるので、もともと誰か他の人が訳した後に追加された部分などを訳したことは何度もありますが、自分が以前に訳した文書に再び対面するというのは、あまりなかったことなので、ちょっと感慨深いものがあります。そういえば、メインの取引先の翻訳会社さんとは3年目のおつきあいに入ったのだなーと思います。よく持ちこたえたもんだわ。

そういう文書で以前に自分が訳した部分には、翻訳会社さんやクライアントさんの加筆修正が入っているはず。フィードバックを貰ったようなものですね。なので、こわいもの見たさで勇気を奮い起こして、当時納品した自分の訳文を引っぱり出し、比べてみました。

まぁまぁ訳したまま通用しているところもソコソコあって、そういう部分ではホッとしたのですが、苦笑するしかないような語尾の修正がポツリポツリとあったり、たまに大手術(涙)されているところも・・・。そんな部分を見ているうちに、何年も前、少しずつ仕事を始めてはいたけど、まだ仕事になるかならないかぐらいの頃に、自分の訳文について指摘されたことを思い出しました。「たしかに言葉はよく知ってるけど・・・完全に言葉が身についたうえで使っているわけではないのが、よくわかる」と。まだまだ上っ面ってことかー、と落ち込んだものです。

技術翻訳の勉強はカンニングが基本です。原文から読み取ったことを日本語に起こすときに、自分の言葉で起こすのではなくて、原文の著者と同じような日本人の専門家が同じ分野について書いたらどういう文章になるかなと考えながら、そういう人が書いた文章を読んで、いろいろと言い回しを真似して覚えていきます。同じ日本語ではあっても、外国語を学ぶようなものですね。それに真似するったって、そんなに簡単には使いこなせないから苦労しますし、その道の人が書いた文章にはなかなか成りきりません。ぎこちなかったりするし、最悪、意味を間違って使っていることも。

過去の訳文が(たぶんクライアントさんによって)大幅に修正されていた部分では、言葉の選択は間違っていなかったのです。一応、それなりの言葉を使って訳してありました。ただ、修正前後を見比べると、修正前のわたしの訳文はいかにも「真似」でした。自分なりに内容を理解して訳したつもりではあったのですが、届くべきところに届いていなかったということが、内容によく精通した人がちょっと手を入れるとよくわかります。ごく細かいことなのです。言葉の組み立て方というか配置というか、ちょっとした工夫とかで、あるべき形に落ち着いているのです。一つ一つは細かいことなのに、文全体のなじみ方や、頭に入ってくる感じがこうも違うかと。文の表面だけで訳していないつもりだったのですけど、まだまだなんだなーと溜息が出ました。

今年も(2ヵ月経過したけど)ちゃんと勉強してがんばろー。確定申告を目の前にして、そう思いました。




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コメント
翻訳文の修正
私はレギュラーで受けている翻訳については、最終クライアントさんの修正をよく見ていますが、自分ではベストを尽くしていますが、その道の専門家の修正を見ると、届いていなかったことに気づかされることの繰り返しです。訳文に使われていた言葉以外の言葉が大胆に補われていたり、大胆に削られていたりすることもあり、そういうところは翻訳者である自分にできるかどうか、また、仮にできるとしてもどれだけ許されるかなど、分からないところもあり、本当にまだまだです。

でも、クライアントさんによっては、受け取ったものをそのまま使うことにしているところもあるようで、翻訳物の使われ方によっても、修正の入り方はいろいろだと思います。
Re: 翻訳文の修正
satsukiさま

フィードバックをいただく機会が多いのですね。羨ましいです。
いつもいつも、自分にとっては100%のことをして納品しているんですけどね。無理に大胆なことはしなくていいと思うんですが、もっと切れのいい訳はできないか、どこまで補うかは悩みますね。

> でも、クライアントさんによっては、受け取ったものをそのまま使うことにしているところもあるようで、翻訳物の使われ方によっても、修正の入り方はいろいろだと思います。

そういう使われ方もあるのですね。ちょっと驚きました。

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