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修道士カドフェル

2010.05.16.Sun
何かのはずみで、そういえば今みたいな状況がどっかに描かれていたなー、と思い出すことがときどきあります。現実の話だったりすることもあれば、小説の一部だったりもします。思い出すと、ついガサゴソと引っ張り出して読み始めてしまいます。

先週の一時冷え込んだとき、家の中で「寒いよ~」とプルプル震えていたのですが(うちの近辺は市内でも寒いのです)、その時も、そういえば、こんな寒い春のことがどっかに書かれてたなーと思い出したのが、「代価はバラ一輪」という、中世のイギリスを舞台にした小説でした。

一一四二年の春は、いっさいがゆっくりしたテンポで、しぶしぶとやってきた。長引く寒気は四月になってもなかなか去らず、五月が始まってもぐずついていた。鳥たちは暖かな場所を求めて、家々の屋根の近くを去らなかった。貯えも尽きた蜜蜂は食べ物を捜して遅い時間まで活動しなければならなかったが、十分な収穫を期待できるほどの花はまだ咲いていなかった。


うう、仕事がないわけではないのですが、こういう悠揚迫らぬ書き出しを読み始めると、ついつい引き込まれますね…。

この話は、「修道士カドフェル」シリーズといって、エリス・ピーターズという作家によるミステリーのシリーズで、今は光文社文庫から出ています。イギリス本国ではわりと人気が高いらしいです。舞台は中世ですが、もちろん現代の作品です。カドフェルという修道士が大変有能な探偵の役回りを演じます。修道士が主人公だけあって、主な舞台は教会で、そのせいもあるのか、殺伐とした殺人事件などが話の中心でありながら、人(そして、やっぱり修道士なので、神)に対する暖かい信頼感にあふれているというか、読んでいてホッとするので大好きなシリーズのひとつです。狭い常識からみると、とんでもない破戒僧なんですけどね。第1巻では、なんと「聖女」をでっち上げたりしますし。興味のある方は、読んでみてください♪

   suzuran
すずらん。去年移植したのと、今年は寒かったのでどうなることかと心配でしたが、咲いてくれました。季節は忘れずに、大急ぎで追いついてきてくれているようです(←これもカドフェルの台詞だったりします)。



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